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「無題」
心地よい水の音。
都会を流るる水の音に
忘れかけていた遠い記憶を呼びさます。
夢が夢であった頃
私が私であった頃
懐かしい母の面影
2004/3/12掲載分
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「無題」
あたたかいミルクティと カレンの歌声と
あなたを想うのにちょうどいい朝
窓辺にさしこむ やわらかな光で
なつかしいあなたからの手紙 読みなおしてみる
角ばった文字から浮かぶ 笑顔
今も変わらずおもってる
もう一度「あいたい」
2004/2/25掲載分
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「無題」
もうキライになろう 明日からサッパリ
新しい愛に着替えよう
いつまでも終わったことばかり 悔やむのは簡単
誰かのせいにして自分守るのも簡単
もう泣くのはやめよう 明日からサッパリ
新しい心に着替えよう
2004/2/13掲載分
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「苦いkiss」
からませた指と指の間から
あふれ出る気持ち
いつからこんなに二人 近くなったんだろう
別々に暮らしてた時間が 嘘のように思える
一切の言葉をのみこんで あなたとわたしは成立してる
苦いキスだけが 真実を知ってる
2004/2/5掲載分
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「メロディ」
心の中の景色を
プラスやマイナスで色づけされた感情を
音にのせて吐こう
誰にいわれたのでもない
自分だけのフレイズを
2004/1/27掲載分
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「無題」
同じ夜に見えても 影の長さが違う
でもたったそれだけで 世界は変わるのだろうか
君は憂鬱そうに空を見上げてる その眼は何をうつしてるの
ピラリ 凍えそうな寒さがはねる
澄んだ水の上で寒さがはねる
どんなに努力してもかわれないものもある
2004/1/19掲載分
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「無題」
言葉なんていらなかった。
時間なんて無限にあると思ってた。
言葉なんていらなかった。
君のぬくもりさえあれば。
君のぬくもりさえあれば。
2004/1/11掲載分
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「真実」
立ちどまってカレを見た
それはあまりに衝撃的で
誰を傷つける訳でなく
ただ立ち尽くすカレは
カエルの姿をしていた
道ゆく人は目をそむけ
そのゆがんだ顔に泥をぬる
誰を傷つける訳でなく
ただ叫びつづけるカレは
カエルの姿をしていた
あなたには見えないのですか
カレがカレであるためにつくろわずにいる真実
あなたがあなたでいるためにつくろいだらけの真実
あなたには見えないのですか
2004/1/5掲載分
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「無題」
辛い事があったんだね、
乾いた心に水をやって
すこしずつ育てよう
陽にあてたり おしゃべりしたり
そんなことで いつかはもとのあなたに戻るよ
あなたらしさが一番 誰にも負けない
元気出して、ね。
2004/1/1掲載分
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「無題」
涙がこぼれた。
それは悲しみの涙ではなく
生きているという証の涙
あなたをおもっているという証
わたしがここにいるという証
私の肌に、口に、胸に…
涙がこぼれた。
2003/12/30掲載分
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